高級ブランドとして定評のある「メルセデス・ベンツ」。その中でもコンパクトハッチバック/ハッチ系のモデルとして国内でも人気を集めるのが、Aクラスシリーズです。中でも「A180d」というディーゼルモデルをお持ちの方、あるいは購入を検討中の方にとって、将来的な“売却”や“乗り換え”を視野に入れるなら、買取相場の把握は極めて重要なポイントです。 本記事では「メルセデス・ベンツ A180d 買取相場」「A180d 年式別 走行距離別 買取査定」「A180d 高く売るためのポイント」といったロングテールキーワードを意識しながら、専門的かつ分かりやすく整理しました。 売却を検討されている方、あるいは今後の資産(クルマ資産)として価値を見極めたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。
2.A180d の特徴
まずは「A180d」が持つ特徴を整理しましょう。外車というだけでなく、ベンツブランドの中でエントリーモデル的な位置づけでありつつ、走り・質感・ブランド価値をしっかり備えたモデルとして認知されています。
- ディーゼルエンジン搭載モデル:名称の「d」が示す通り、通常のガソリンモデルではなくディーゼル仕様で、燃料効率・トルク特性などに特徴があります。
- コンパクトクラスながらブランド力あり:ハッチバックや5ドア形式であり、都市部の取り回しにも適するボディながら、ベンツらしいプレミアム感も備えています。
- 中古/買取市場での位置づけ:新車販売価格自体は高額ですが、流通量も一定数あるため、中古市場・買取相場という観点でも注目されやすい存在です。たとえば、A180(ガソリンモデル含む)全体で「5年落ちで60万円以上」「7年落ちで36.5万円以上」といった出典もあります。
このように「燃料効率」「ブランド価値」「コンパクト高級車」という三拍子が揃っており、売却時にも期待が持てるモデルと言えます。ただし、実際の買取価格は年式・走行距離・装備・グレード・修復歴など複数の要因で変動しますので、次章以降でより具体的に見ていきます。
3.A180d の年式・走行距離別の買取相場一覧

買取相場を考える際、特に重要なのが「年式」「走行距離」の二つです。ここでは、可能な限り公開データを基に「年式/走行距離」別の相場イメージを整理しました。正確な「A180d」のみの細分データは限られますが、近接モデル(A180含む)から傾向を把握できます。
3.1 年式別目安
| 年式 | 買取最高目安 | 買取最低目安 | 補足・出典 |
|---|---|---|---|
| 2023年(令和5年)3年落ち程度 | 約 286.1万円 | 約 218.1万円 | /「Aクラス全体」データ |
| 2022年(令和4年)4年落ち程度 | 約 199.6万円 | 約 167.4万円 | 同出典 |
| 2020年(令和2年)5年落ち程度 | 約 218.1万円(最高) | ※データあり(最小値等省略) | 同出典 |
| 2018年(平成30年)7年落ち程度 | 中央値 約 188.6万円(グレード「AMGスタイル」) | 走行距離やグレードにより最低 1,100万円台もあり(例60,000km〜) | データ:2018年式走行別 |
3.2 走行距離別目安(年式:2018年/7年落ちモデル)
※あくまで目安です。
| 走行距離 | 買取価格中央値(円) |
|---|---|
| 約 1,856,400円 | |
| 1万〜2万km | 約 2,745,275円 |
| 2万〜3万km | 約 1,519,700円 |
| 3万〜4万km | 約 1,605,700円 |
| 5万〜6万km | 約 1,201,500円 |
| 7万〜8万km | 約 1,192,600円 |
3.3 グレード・仕様別の傾向
同じ「A180(A180d相当仕様含む)」であっても、グレード名(例:「スタイル」「AMGライン」「AMGスタイル」「エディション1」)や装備の違いで査定額には大きな差があります。たとえば2018年式7年落ちモデルで「A180 エディション1」が約 2,745,275円という中央値データがある一方、グレードが下がる「A180スタイル」では約 1,424,150円というデータも出ています。
また、参考として「A180 エディション1」だけの査定相場では、約 168.5万円~180.1万円というデータもあります。
したがって、A180dを買取に出す際には「年式」「走行距離」「グレード」「装備状態」「ボディカラー」「メンテナンス履歴」などを事前に整理しておくことが非常に重要です。
4.買取相場が変動する理由

「買取相場がなぜ同じ年式・同じ走行距離でも異なるのか?」と疑問を持たれる方も多いでしょう。ここでは、特にA180dのような輸入ブランド車で査定額に影響を与えやすい要因を整理します。
- 年式・使用年数の経過
年式が新しいほど、残価(将来価値)を見越した買取業者の評価が高くなります。反対に古くなるほど価値の下落が進みやすく、特に5年・7年といったラインがひとつの節目です。例として、Aクラス全体で「5年落ちで60万円以上」「7年落ちで36.5万円以上」というデータもあります。 - 走行距離の多寡
走行距離が少ないほど車の使用感・消耗が少ないと判断され、査定額は高くなる傾向があります。上記3.2のデータでも、1万km以下の仕様と7万km近い仕様では査定中央値に数十万円の差が出ています。特に輸入車ではメンテナンス履歴や使用状況が重視されるため、総走行距離は重要です。 - グレード・仕様・オプション装備
AMGライン・レザーシート・サンルーフ・先進安全装備など、上位仕様や人気オプションがあると高評価になります。また、限定モデル(例えば「エディション1」)やカラー・インテリアが好ましい仕様であると、人気/需要が高まり査定アップに繋がります。 - ボディカラー・内装状態・修復歴
ボディカラーが人気色(定番的なブラック・ホワイト・シルバー)であること、内装に目立つ汚れや傷がないこと、修復歴・事故歴がないこと、また記録簿や純正部品の交換履歴がしっかりしていることは査定においてプラス材料です。反対に、事故歴あり・改造あり・過度な使用感ありだとマイナス評価になりやすいです。 - 市場の需要・流通量・ブランド価値
輸入車市場では、モデルチェンジ・燃料仕様(ガソリン vs ディーゼル vs ハイブリッド)・環境規制の変化などが需要に影響します。たとえばディーゼル仕様であるA180dの場合、今後のディーゼル車の市場動向・メンテナンスコスト・燃料規制などが評価に反映される可能性があります。また、流通量が多すぎる場合は中古に出回り過ぎて相場が下がる傾向もあります。 - 売却タイミング・年度末・決算期・キャンペーン
買取店の在庫状況・決算期・年度末・キャンペーン時期なども査定額に影響することがあります。例えば買取店が在庫を強化したい時期や、特定グレードが今売れ筋である時期に査定を申し込めると、相場を上回る提示を受けられる可能性があります。
以上の理由から、「年式/走行距離だけ見ておけば安心」というわけではなく、複数の評価軸が絡み合って査定価格が決まるのです。とりわけ「A180d」のような輸入高級コンパクト車では、細かなトータルコンディションが高評価の鍵となります。
5.A180d を高く売るためのコツ

では、実際に「高く売る」ためにはどのような戦略を立てれば良いでしょうか。以下、売却時に押さえておきたいポイントを整理しました。
- 複数の買取店で査定を取る
車買取店を1社だけに絞らず、複数社で査定依頼をして「比較交渉」をすることが基本です。出典でも「より多くの買取店に査定してもらい、査定額を比較すると引き上げられる可能性がある」との記述があります。
- 売却前に車両状況を整えておく
- 日常的なメンテナンス履歴(交換部品、整備記録)があるか確認。
- 純正部品・スペアキー・保証書・取扱説明書などが揃っているか。
- 車内外を清掃・洗車・簡易クリーニング。例えば内装の汚れ・シートの擦れ・タイヤの摩耗などは査定で減点対象になることがあります。
- 小さな傷・凹み・ちょっとした修理で済むものは、売却前に軽く直しておくと印象が良くなります。 - 売却タイミングを意識する
年式が新しいうち、走行距離が極端に増える前(例えば3万km前後まで)で売却を検討するのがひとつの目安です。年式・走行距離が増えると、先述の通り査定額が急速に落ちることがあります。特に「5年落ち」「7年落ち」あたりが大きな節目です。 また、決算期(3月)、中古車需要が高まる春~夏の時期などを狙うのも有効です。 - グレード・装備・色を活かす
上位グレード・人気色(ブラック・ホワイト・シルバー)・希少仕様(限定モデル)・先進装備付きといった条件が、査定時に高評価となるケースがあります。売却時には「この装備が付いていて良かった」と思えるポイントをしっかりアピールしましょう。 また、ディーゼルモデル特有の「メンテナンス履歴(DPF/ターボ/EGRなど)」が明示されていると、安心感が増します。 - 修復歴・事故歴のない状態を維持する
事故歴・修復歴があると査定額に大きくマイナス影響があります。修復歴の有無は公開データベースや査定店がチェックしますので、意図せず事故を起こした場合でも、正直に履歴を提示しておく方が信頼性が高くなります。 - 売却先の交渉力を活かす
提示された査定額を鵜呑みにせず、他社査定額を引き合いに出して「この額までなら売ります」という姿勢を示すことが有効です。査定額が低めに出た場合でも、「ここまで要望します」という根拠(年式・走行距離・装備・整備履歴)をもって交渉することで、数十万円の差が出るケースもあります。
これらを総合すると、単に「車を売る」という行為ではなく、「いかにして価値を最大化して売却するか」という視点が大切です。特にメルセデス・ベンツ A180d のようなブランド力のある車種では、細かな条件が査定に反映されやすいため、“備え”をしておくことが買取価格アップに繋がります。
6.まとめ
今回は「メルセデス・ベンツ A180d」の買取相場を中心に、年式・走行距離・グレード・装備・売却にあたって押さえておくべきコツを整理しました。改めて主なポイントをまとめます。
- A180d はディーゼル仕様かつブランド力があり、中古・買取市場でも注目されるモデルです。
- 年式が新しく、走行距離が少ないモデルほど査定額が高く、年式・走行距離で数十〜数百万の差が出ることもあります。
- グレード・装備・色・修復歴・整備履歴など、車両の「トータルコンディション」が査定額に大きく影響します。
- 高く売るためには、複数査定・売却前の車両整備・売却タイミング・交渉力が不可欠です。
もし「自分のA180dがどれくらいの価格になるか知りたい」「今売るべきか、もう少し乗るべきか迷っている」という方がいらっしゃれば、早めに複数の査定を取って“市場の声”を確認することをおすすめします。 売却を検討されているなら、ぜひ本記事を参考に、納得のいく価格で次のステップに進んでください。


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