輸入高級SUVとして人気を博す メルセデス・ベンツ GLB(以下「GLB」)。「そろそろ乗り換えたい」「売却を検討している」という方にとって、気になるのが「今、自分の車はいくらで売れるのか」ということです。特に、年式・走行距離・グレード・駆動方式などにより査定額は大きく変動します。本記事では、GLBの買取相場を最新データから整理し、なぜ相場が変動するのか、そのメカニズムもあわせて解説します。さらに、高額査定を引き出すための実践的なコツもお伝えします。これから売却を検討される方、あるいは今後の乗り換えを視野に入れている方は、ぜひ参考にしてください。
2.GLB の特徴:売却時にも影響を与えるポイント
GLBは、Mercedes‑BenzのコンパクトSUVとして、独自のポジションを築いてきました。ここでは、売却相場に影響を与えやすい「特徴」を整理します。
2-1.7人乗り設定とボディサイズ
GLBは、5ドア&最大7人乗り仕様を設定しており(※グレード・仕様による)、「都市でも使いやすく、かつファミリー用途にも適したSUV」として人気があります。これが中古車市場でも需要を担保する要素となり、買取相場にもプラスに働くことがあります。
2-2.グレード・駆動方式のバリエーション
GLBには「GLB180」「GLB200d/200d 4MATIC」「GLB250 4MATIC スポーツ」など複数のグレードがあり、駆動方式(2WD/4MATIC)や排気量も異なります。グレードが上位・駆動方式が4WD(4MATIC)であるほど、査定時にプラス材料になる傾向があります。例えば、3年落ち時点で「GLB250 4MATIC スポーツ」の残価率は約76%というデータもあります。
2-3.輸入車かつ人気車種ゆえの“リセールバリュー”の優位性
輸入車は一般にリセールバリュー(残価率)が低くなりがちですが、GLBは比較的高めの数値を示しています。例えば、3年後の残価率が70%超となるグレードも報告されており、売却時期を適切に選べば有利な売却が期待できます。
2-4.走行距離・年式の影響と外的要因
当然ながら、年式が古い・走行距離が長い・修復歴があるなどの条件は査定額を下げる要因となります。また、円安・輸入車税制・燃費規制・SUV人気などマクロな外的要因も、買取相場に影響を及ぼします。これらの特徴を押さえておくことが、「高く売る」上で非常に重要です。
3.GLB の年式・走行距離別の買取相場一覧(目安)

以下は、複数の査定実績データをもとに「年式」「走行距離」別に整理した、GLB の買取相場の目安です。あくまで目安としてご活用ください。実際の査定額は車両の状態・グレード・色・地域・買取店の状況によって異なります。
3-1.年式別相場
| 年式(初度登録) | 平均買取相場(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 令和6年式(2024年式) | 約 450万円~550万円 | 走行少・人気グレードでこの水準。 |
| 令和5年式(2023年式) | 約 350万円~460万円 | 3年落ちに近づくが、グレード・走行距離次第で幅あり。 |
| 令和4年式(2022年式) | 約 300万円~400万円 | 3~4年落ち・走行距離増が影響。 |
| 令和3年式(2021年式) | 約 250万円~340万円 | 4年以上経過。グレード・駆動方式で差あり。 |
| 令和2年式(2020年式)以降 | 約 240万円~330万円 | 5年落ち・走行距離多めだとさらに下振れ。 |
3-2.走行距離別相場
| 走行距離 | 買取相場(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 0~1万km未満 | 約 500万円~640万円 | 年式新しめ・グレード上位ならこのレンジ。 |
| 1万~2万km未満 | 約 450万円~500万円 | 良好な走行距離。 |
| 2万~3万km未満 | 約 300万円~460万円 | 年式やグレードで幅が大きい。 |
| 3万~4万km未満 | 約 340万円~450万円 | 比較的走っているが査定可能。 |
| 5万~6万km未満 | 約 260万円~365万円 | 年式・状態により下振れ。 |
| 6万~7万km未満 | 約 220万円~300万円 | 走行距離の影響が出てきやすい。 |
※「目安」は複数の査定実績を元にしたもので、個別車両の状態・グレード・地域・需要供給によって実際の金額は前後します。売却の際は複数社査定を取ることをおすすめします。
4.買取相場が変動する理由:なぜ「この金額」が出てくるのか?

車両の買取相場が日々変わるのには、様々な内的・外的要因があります。GLBに限らず、「なぜあの車が高く売れる/安くなるのか」を理解することで、売却戦略にも活かせます。
4-1.年式・走行距離・グレードが査定額に与える影響
年式が新しいほど、また走行距離が短いほど査定額は高くなる傾向があります。これは、車の残価(=将来価値)が高いためです。例えば、前述の通りGLBの5年落ち時点では残価率が30%台に落ち込むというデータもあります。また、グレードが上位・駆動方式が4MATICなどの条件を持つ車は需要も高いため、査定額もプラス材料になります。
4-2.市場の需給バランスと輸入車という背景
SUV人気、輸入車人気、そして中古SUVの在庫状況などが、買取相場の背景となります。輸入車は新車価格が高く、維持コストがかかるというイメージから、売却時点での価格が予想より下がるケースが一般的です。ただしGLBは例外的にリセール優位性が報告されており、需給やモデルチェンジの影響を受けやすい車種と言えます。
4-3.モデルチェンジ・マイナーチェンジ・仕様変更タイミング
新型やマイナーチェンジが出ると「旧型」の価値が少しずつ低下します。仕様変更で新機能・効率改善・安全機能増強などがある車種では、旧仕様の評価が下がる可能性があります。GLBも2019年あたりから登場し、仕様変更を受けているため、モデルイヤーによって査定額に差が出ることがあります。
4-4.車両個別の状態・修復歴・色・装備の影響
同じ年式・走行距離でも、車検整備記録・修復歴・内外装の状態・事故歴・色(人気色かどうか)・オプション装備の有無などが査定額に大きく影響します。特に事故修復歴あり/長期間メンテナンス未実施という車両は査定が大きく下がる傾向があります。
4-5.タイミング・売却先・交渉力の影響
査定を依頼する時期(例:新モデル発表前・決算期など)や、複数業者での査定比較、交渉力によっても落札価格は変動します。売却先がどういう販路(輸出・国内流通)を持っているかによって、「この車を欲しがる買取店」が評価を高めてくれる可能性があります。
5.GLB を高く売るためのコツ:査定額アップの実践ポイント

GLBを売却する際、「少しでも高く売りたい」というのが本音だと思います。以下に、査定額を上げるための具体的なポイントを整理しました。
5-1.複数の買取店・査定サービスを活用して比較する
最も効果が高いのが、いくつもの買取業者に査定を依頼して「比較する」ことです。例えば、査定額を複数提示してもらい、「この金額以上であれば売る」というように買取店間で競わせることで、提示額を引き上げられる可能性があります。実際、査定データでは「複数社比較=高額査定取得」という傾向があります。
5-2.売却前の車両メンテナンス・内外装の清掃を怠らない
査定時に印象が良い車は高く評価されがちです。小キズ・ヘコミが少ない、内装がきれい、禁煙車・ペット乗せていない等はプラス評価です。特にGLBのような高級車では、「きれいに乗られていたか」が査定担当者の印象を左右します。売却前に簡単な洗車・クリーニングだけでも実施しておくことが有効です。
5-3.走行距離をできるだけ抑える/無理のない範囲で乗り換えを検討する
走行距離が査定に直結するため、3~4年・2万km以内で売却できるタイミングが理想的です。例えば、3年後時点で残価率が高めになるグレードも報告されており、乗り続けすぎると値落ち幅が大きくなります。
5-4.タイミングを見極める:旬の時期を狙う
売却時期も重要です。例えば、年度末・四半期末・新車発表直前など買取業者が在庫を回転させたいタイミングや、輸入車全体の価格が上がっているときには、査定額が上がる傾向があります。また、人気車種・人気仕様(例:4MATIC・AMGライン)の在庫が少ない時に売ることで「買取需要」が高まり、高額査定を引き出せる可能性があります。
5-5.仕様・オプション・整備履歴をアピールする
グレード・駆動方式・オプション装備(ナビ・革シート・サンルーフ・安全装備)など「プラス材料」を整理しておきましょう。また、整備記録簿・車検証・メンテナンス履歴・保証書などをしっかり揃えておくことで、査定担当者に「きちんと乗られていた車」という印象を与え、査定額アップにつながる可能性があります。
6.まとめ
本記事では、GLBの買取相場を年式・走行距離別に整理し、「なぜ相場が変動するのか」「高く売るにはどうすれば良いか」という観点から解説しました。ポイントを改めて整理します。
- GLBの買取相場は、年式・走行距離・グレード・仕様によって大きく変動します。例えば、2024年式の良好な車両では450万円~550万円程度の水準、5年落ち・走行距離多めになると240万円~330万円程度になる実例があります。
- 走行距離を抑え、グレードを上位仕様にして、内外装・整備履歴をきちんと保つことが査定額アップの鍵です。
- 売却のタイミング、複数社での査定比較、仕様・オプションのアピール、車両状態の良さが「高く売る」ための実践ポイントです。
- 輸入車・高級SUVゆえに、GLBは比較的リセールバリューが高めですが、乗り続けると値落ち幅が大きくなる傾向もあるため、3〜4年以内の売却検討が有効というデータも出ています。
これからGLBを売却・乗り換えを検討される方は、本記事の内容を踏まえ、まずは複数の査定サービスを活用し、車両の状態・仕様を整理しておくことをおすすめします。少しの準備が、数十万円の差につながる可能性があります。
ぜひ、売却前に本記事を何度か見返して、最適な売却戦略を立ててください。


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